鍼灸
はり・きゅう治療というと、「痛い」「熱い」「怖い」など不安の声を耳にします。また、受けてみたいが、実際にどのような治療なのか分からない方が多いと思います。そんな方々に当院のホームページを通じて少しでも、はり・きゅう治療について知ってもらい、安心して頂けたらと思います。
はり・きゅう刺激が自律神経系、内分泌系、免疫系等に作用し、その結果として、筋緊張の緩和、血液及びリンパ液循環の改善等の作用があります。体の自然治癒力に働きかけるのではないかと考えられています。
*マメ知識*
WHO(世界保健機関)では、様々な疾患に対してはり・きゅうの有効性を認めています。
【神経系疾患】【運動器系疾患】【循環器系疾患】【呼吸器系疾患】【消化器系疾患】【代謝内分秘系疾患】【生殖、泌尿器系疾患】【婦人科系疾患】【耳鼻咽喉科系疾患】【眼科系疾患】【小児科疾患】
治療方法には様々な種類がありますが、代表的なものを紹介します。
1.低周波鍼通電療法
筋肉や神経に対し、鍼を通して電気の刺激を与えることによって、痛みやしびれ、神経痛などを改善していきます。また、筋肉を電気刺激で動かすことによって筋肉の委縮を予防し、筋力強化をしやすくするといった、リハビリも兼ねた治療法などもあります。
2.灸頭鍼
鍼の上にお灸をさして行う治療で、お灸の熱がステンレス制の鍼に伝わり、ホットパックなどの物理療法よりも身体の深部まで温まります。
3.漢方鍼治療
古典はり・きゅうの考えに基づき、西洋医学とは違った生理病理観で診断し、望診、聞診、問診、切診〔脉診〕を総合して病気を捉えていくことが特徴です。痛みがある部分だけに鍼を刺すのではなく、身体全体を診て接触鍼といって鍼を身体に触れる程度の刺激や灸を用いて治療していきます。
使用する鍼は、先端は丸く非常に細い鍼で0.20mm〜0.10mmと髪の毛程の細さの鍼です。この鍼の形状が痛みを感じづらくしています。
鍼と聞くと、注射針や裁縫道具の針が頭に浮かび、刺さったら痛いものというイメージがあるかと思います。
鍼には、いわゆる「ひびき」といわれる「痛み」とは違う特有の感覚があります。初めて体験する人にとっては不思議な感覚だと思いますが、体に違和感がある場合にはむしろ心地よく感じたりします。
昔はわざと火傷させていた治療もありました。現在は温かくて気持ちいい程度の刺激で治療していきます。火傷や跡が残る心配はありません。熱さは調節出来ますので安心してください。
国家資格のはり師・きゅう師免許が必要です。文科省、厚生労働省の認定した専門学校、大学を卒業し、厚生労働省の実施する国家試験に合格しなければなりません。
※このホームページで紹介した内容は、ほんの一部ではり・きゅう治療は歴史も古く、この場では書ききれない魅力があります。興味がある方は、スタッフに是非相談してみてください。
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