あなたはこんな症状で悩んでいませんか？

五十肩のチェック項目

肩や首の周りに不快感や違和感がある。

肩を動かすと痛む

肩の周辺を押すと痛む

肩の痛みが首や腕まで広がっている。

夜から朝方にかけて、肩の痛みが強くなる

片方の肩だけに痛みや不快感がある。

腕を頭の上にあげにくい

腕を背中に回しにくい

腕を外や内にひねりにくい

両腕を左右に広げにくい

日頃あまり運動をしていない

肩を酷使する仕事やスポーツを長時間している

過去に肩の関越を痛めたことがある。

４０歳以上である。

１ヶ月以上、原因不明の肩の痛みが続いている

肩の痛みがだんだんひどくなってきた。

急に肩に激痛が起こり、肩を動かせなくなった。

肩をぶつけた後や重い物を持ち上げた後、肩が痛くなった

腕を上げた状態で長時間作業をしてから肩が痛くなった

上記の項目で５つ以上当てはまった方は四十肩・五十肩の可能性があります。

四十肩・五十肩とは

肩を動かすと痛い、何もしていなくても肩が痛い、以前動かせたように動かせなくなっている、といった症状のうち骨自体でなく、関節包、肩関節の周囲の筋肉に原因があるものを四十肩・五十肩といいます。

症状

肩関節が痛み、関節の動きが悪くなります（運動制限）

運動痛

動かす時に痛みがありますが、あまり動かさないでいると肩の動きが悪くなってしまいます。髪を整えたり、服を着替えることが不自由になることがあります。

夜の痛み

夜中にズキズキ痛み、ときに眠れないほどになることもあります。

原因と病態

中年以降、特に50歳代に多くみられ、その病態は多彩です。関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲に組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。肩関節の動きをよくする袋（肩峰下滑液包）や関節を包む袋（関節包）が癒着するとさらに動きが悪くなります（拘縮または凍結肩）。

診断

圧痛の部位や動きの状態などをみて診断します。肩関節におこる痛みには、いわいる五十肩である肩関節の関節包や滑液包（肩峰下滑液包を含む）の炎症のほかに、

●上腕二頭筋長頭腱炎、

●石灰沈着性腱板炎、

●肩腱板断裂

などがあります。これらは、X線（レントゲン）撮影、関節造影検査、MRI、超音波検査などで区別します。

当院では超音波観察装置を用いて判断していきます。

治療

自然に治ることもありますが、放置すると日常生活が不自由になるばかりでなく、関節が癒着して動かなくなることもあります。

痛みが強い急性期

三角巾・アームスリングなどで安静を計り、物理療法、アイシングなどで炎症症状を軽減させることが有効です。

急性期を過ぎたら、温熱療法（ラジオ波、ホットパック、鍼灸、入浴など）や

運動療法（拘縮予防や筋肉の強化）などのリハビリを行います。

肩の痛みでお悩みの方は当院にご相談ください。

痛みを早期改善し、肩の動きをスムーズにして日常生活を快適に過ごせるようにしましょう。